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北走新選組

以前読んだ『乙女の日本史』という本で紹介されていて、
ずーっとずーっと気になりながら探すのを忘れていた『北走新選組』という漫画を、
最近ようやく入手いたしました。

最初、楽天で注文したのですが、いつの間にかキャンセルになってまして、
(たぶん出版社にも在庫がなかったんだろう…)
仕方なくアマゾンで古本を購入。
思ったよりも美本が届いてうれしかったです(笑)

作者は、『オトメン。』の菅野文さん。
レビューなんかにも「絵が美しい」とあった通り、いい感じでした。

しかしながら、今の時期に読む内容ではなかったな…と…;

「滅び行く新選組」を描いたものなので、決してハッピーエンドではないのですよ。
彼らの脳内(なんて書き方はよくないけども)ではハッピーというか、
満足しての最期、なのかも知れないのですが、
読んでいる側としては涙ちょちょ切れ、読後感は余韻で低空飛行、なのです;

ですので、精神的に落ちている時には決して読まないで下さい(爆)。


内容は、鳥羽伏見の戦い以降の土方さんを中心に、
野村利三郎、相馬主計、そして土方歳三を主人公とした短編連作です。

(読みながら、「へぇ、こんな人いたんだー」とか思っていた私をお許し下さい;
新選組は好きですが、「ファン」というほど詳しくはないのです。
『風光る』も挫折したし…;)

土方歳三を愛しながら、その最期を描いてしまえる度胸に関心しました。

『天上の虹』はどう締め括られるのか気になりつつも、やっぱり讃良さまが亡くなると思うと辛いし、
『長屋王残照記』なんかはよほどの覚悟を決めてからでないと再読できません;
『三国志』も、夷陵の戦い以降は突然読む気が失せるし、
とにかく好きな歴史上の人物の「終焉」を見るのを避けてしまうので、余計にそう感じたのかも。
(ちなみに実父も『竜馬がゆく』の最終巻をなかなか読み進めずにいました(笑))

でも、愛してるからこそ描けるのかも知れませんね。
随分と史料も調べられて、史実になるべく忠実に描いてあると評判ですし。
描き手の、登場人物に対する愛情のたっぷり詰まった作品であることは間違いないです。
何より、この時代の新選組を取り上げてる作品は非常に珍しいらしいので、
そういった意味では一読の価値はアリです。

しかし、彼らが理想とした「武士」って、なんて壮絶な存在なんだろう…
でもそれはやっぱり憧れがいつしか美化され高められた「理想」でしかなくて、
現実のサムライの姿に何度も何度も絶望させられながら、
それでも理想のサムライ像を追い求めずにはいられず、
時代の流れに取り残されながらも「サムライ」を体現し続け、滅びていった「新選組」。
今は満足されているんでしょうか…、とか考えてしまいます;

『北走新選組』は、白泉社、花ゆめコミックスです。
興味のある方は探してみて下さい^^


それにしても、「武士はこうあるべき!」みたいなのって、誰がいつ決めたんでしょう。
武家諸法度?
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