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もう1冊!

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葛野盛衰記


『七姫幻想』の森谷明子さんの作品です。

いや~~、これはね、すごかったです。
「平安京」という土地を軸に、都を取り戻そうとする「多治比」一族と、
都を都たらしめるため暗躍する「秦」一族のせめぎ合いの物語なんですが、
すご~~~く濃密!!
こゆい。
あんまりにもこゆい世界にどっぷり浸かり過ぎて、読み終わった後にものすごい疲労感が(笑)。
でもすごーく満足。
久しぶりにうおーと叫びたいくらい面白い作品に出会った模様です!

始まりは長岡~平安京遷都の時代から。
そして薬子の乱、嵯峨天皇の時代を経て、最後は平家滅亡までを描いてあります。
歴史好きな人(特に女性)には、間違いなく楽しめる作品かと。
ただ、あれです。
私自身が京都在住、しかも物語の舞台となっているところに馴染みがあるので、
読後に「…京都恐い!気持ち悪い!!」と思ってしまいました…
京都って恐ろしい…今は見る影もないけど、根底にはきっと…!
そしてそんな京都DNAが私にも…!!ひええええ(爆)!!

冒頭こそ架空の人物がごまんと出てくるのですが、
物語が進むにつれ実在の人物だらけになってきます。
後半は、携帯片手にウィキ検索しながら読みました。
何せ平安後期の人物関係は、さーっぱりわからないので;
白河院とか鳥羽院とか後白河院とかもうどうなってるんだあの辺の系図!
名前はわかるけども。
あと平家!全部「○盛」だから誰が誰だかわからなくなるぅー(涙)

とりあえずオススメです。
こちらもご一緒にどうぞ(笑)。両方とも文庫化されたみたいなので!


七姫幻想



千年の黙



あと1つだけ、ちょっとだけネタバレ的な一言。
たたんでおきます。平気な方はどうぞ。↓

こういう作品って、歴史好きな人向けの作品ですし、
読み手の方にもある程度の日本史に関する知識があると思うんです。

なのに何故、地祇と交わる巫女姫の名前が「讃良」なのか。

もう「讃良」と言ったらあの方しか浮かばないわけですよ。
地祇どころか、神も仏も救ってくださらないわ、と政の道を突き進んだような方と(偏見(笑))、
この作品の正体不明な巫女姫とが一切結びつかないワケですよ;

作品をすごく気に入っただけに、なんだかとても残念。
よりにもよってその名前を選んだか!!と思ってしまいました…。
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